ハイレゾ級高音質の音楽を楽しむにあたってはまだまだBluetoothイヤホンより有線イヤホンの方がコスパ的にも上をいっておりますが、コスパにおいてもさらには機能面においても最高レベルの完全ワイヤレスイヤホンの紹介になります。
こんにちわ!さいともと申します。
今回は国内メーカー屈指の素晴らしい音質を誇るオーディオテクニカの完全ワイヤレスイヤホンです。
実をいうと個人的にではありますが、しくじりがありながらも2021年現在最高級の音質でしかもハイレゾ級の高音質を楽しめる!もっとも安価な素晴らしすぎるイヤホンとなっています。
しくじりってなんですか?
イヤーピースが合いませんでした。
しかし変えてみたら信じられないくらいに音質も装着具合も最高になりました。
変な耳の形状はしていないと自負してはおりますので、大丈夫なイヤホンもあるのですが…
しかしながらこのATH-CKS50TWは全部入り(ノイキャン・外音取り込み・ハイレゾ級)でAmazonでの価格が16,800円(2021年11月現在)ともっとも安価となっていてお手頃価格となっています。
以前、私の記事でaudio-technica ATH-M50xというヘッドホンについて紹介したのですが、このヘッドホンの音質が新しい何かにふれたほどの感動ものの音の良さを実感したのでイヤホンのほうはどうだろう?
ということで2021年最新作のATH-CKS50TWを購入しました。
アプリや連続再生時間も長く機能面においても充実しており、ソニーのWF-1000XM4やアップルのAirPods Proにも負けず劣らずの内容となっております!
欠点はワイヤレス充電に対応してないくらいかな?
オーディオテクニカのATH-CKS50TWをくわしく見ていきたいと思います!
ATH-CKS50TWの外観
箱
裏面
箱だけですべての機能面を説明しているところが日本メーカーらしく信頼に値します。
開封
少々大きい充電ケースが現れます。
付属品
USB-typeC
イヤーピース(XS S L)本体にMサイズ
保証書 クイックスタートガイド 取扱注意ガイド
充電ケースとイヤホン本体
今回わたしが購入したカラーはベージュとなります。
公式やAmazonの販売ページなどでの画像ではホワイト基調な色あいに見えますが、だいぶそのままのベージュの色合いが強く感じます。
ソニーのWF-1000XM4 との比較
比較のため並べてみましたが、WF-1000XM4 とカラーが同じですね。
ちなみにカラー名称はプラチナシルバーです!
イヤホン本体
しっかりL左とR右の表記もわかりやすくなっています。
開封時の誤充電防止のシールが貼られているところも配慮をかんじます。
イヤーピースを外すと大きめの先端部となります。
また写真下部はボタンがありますが、ここで操作するようになっています。
充電ケース
充電ケースは先ほども述べた通り他の製品よりごつさがありますが、頑丈そうな信頼性はあります。
重量
イヤホン本体
充電ケース
充電ケースとイヤホンを入れた重量
体感としては他メーカーと比較してもやや大きさはありますが、気になるほどではありません。
むしろ存在感があって通勤通学のカバンの中にあっても小さすぎないので探す心配はないかと思います。
ATH-CKS50TWの仕様
ヘッドホン部 | |
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型式 | ダイナミック型 |
ドライバー | φ9mm |
出力音圧レベル | 110dB/mW |
再生周波数帯域 | 5~20,000Hz |
インピーダンス | 20Ω |
細かい数字はもちろんなのですが、聴いた印象としてはくせを感じさせないバランスのとれた音質を感じました。
なのでイコライザーでお好みの設定もしやすいという印象です。
マイクロホン部 | |
---|---|
型式 | MEMS型 |
指向特性 | 全指向性 |
感度 | −38dB(1V/Pa,at1kHz) |
周波数帯域 | 100~8,000Hz |
MEMSってなんですかね?
MEMSとは、半導体素子の微細加工技術を応用・発展させ、シリコン基板上にセンサを回路や可動機構などと一体化して量産する技術です。 スマートフォンにも、MEMSマイクやモーションセンサ、気圧センサなど、各種MEMSセンサが搭載され、小型・軽量化とともに、さらなる多機能・高機能化に貢献しています。
TDKのコアテクノロジー
Vol.5
「MEMS技術」と小型マイクロフォン より引用
通信仕様 | |
---|---|
通信方式 | Bluetooth標準規格Ver.5.2準拠 |
最大通信距離 | 見通しの良い状態で10m以内 |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.402~2.480GHz) |
変調方式 | GFSK、Pi/4DQPSK、8DPSK |
スペクトラム拡散方式 | FHSS |
対応Bluetoothブロファイル | A2DP、AVRCP、HFP |
対応コーデック | Qualcomm® aptX™ Adaptive audio、 Qualcomm® aptX™ audio、 AAC、SBC |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T方式 |
対応サンプリング周波数 | 44.1kHz、48kHz |
対応ビット数 | 16bit、24bit(Qualcomm® aptXTM Adaptive audio再生時の場合) |
伝送帯域 | 20~20,000Hz |
ここで注目すべきはaptX Adaptive、いわゆるハイレゾ級の音質で音楽を楽しめること。
しかしながら、LDACコーデックと比べるとまだ一部のAndroidスマホでの対応となってるところも多いです。
格安ながらLDACや aptX Adaptiveのコーデックに対応しているスマホ記事
その他 | |
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電源 | イヤホン:DC3.7V リチウムイオン電池(内蔵式) 充電ケース:DC3.7V リチウムイオン電池(内蔵式) |
充電時間* | イヤホン:約3時間/充電ケース:約3時間 |
使用可能時間:連続通信(音楽再生時)* | 最大約20時間(イヤホン) 最大約50時間(充電ケース併用時) |
質量 | ヘッドホン:約8g(L側),約8g(R側) 充電ケース:約60g |
防滴仕様 | IPX4(イヤホン本体のみ) |
使用温度範囲 | 5~40℃ |
ここでの仕様は充電ケース併用時の50時間!用途として1日中使用することはないかと思いますが、通勤通学の往復2時間×5日として1週間余裕をもって使用できるのは充電を気にしないで済むレベルなのではないでしょうか。
日本のメーカーだなと思うのは温度範囲ですね!
ここまで仕様としてあるのはさすがといわざるを得ません。
公式からの仕様引用でしたがこのコスパでこの至れり尽くせりは何なんでしょうか?
といった具合です。
オーディオテクニカさん!もっともっと売り出しましょうよ!
ATH-CKS50TWのアプリ
有線イヤホンにはない完全ワイヤレスイヤホンの魅力はアプリの存在ではないでしょうか。
正直設定がめんどくさいというのもありますが、 ATH-CKS50TWのアプリはシンプルでわかりやすいです。
ぜひ自分好みの設定を楽しみましょう!
アプリトップページ
アプリでは電池の残量に使用コーデック、イコライザー、ノイズキャンセリング等の設定
音量調整や聴いている音楽の題名などがアプリトップページに表記されます。
操作設定
アンビエンスコントロールというのがノイズキャンセリングや外音取り込みなどの選択になります。
クイックヒアスルーとは今すぐ声が聴ける”とっさに”聴きたいときに最適な機能。
他メーカーではタップによる操作が主流ですが ATH-CKS50TW はボタン設計となっていて、操作がしやすくなっています。
カスタマイズ
ボリュームの細かい設定
コーデックの選択とオート
アンビエンスコントロールの選択
イコライザーの設定
低遅延モードのON/OFF
左右バランス調整
そしてさらには360 Reality Audioの使用まで選択できるアプリとなっています。
360 Reality Audioってなにかしら?
360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)とは、MPEG-H 3Dオーディオをベースにしたソニーの空間オーディオテクノロジーを使用して、耳から任意のポイントまたは距離でサウンドをマッピングし360度のオーディオ体験を提供するオーディオ形式。
360球形の音場内のすべての音を完全に動的に制御することで、アーティストやクリエイターに個々の楽器から聴衆までの創造性を表現することができる。[1]
360 reality audio wikiより
また注目すべきはスマホやPCなどの2台同時接続に対応していることです。アプリ画像赤枠のところに表記されます。
イヤホン捜索
完全ワイヤレスイヤホンにおいて今現在考えられるすべての機能がそろっています!
ATH-CKS50TWの音質とイヤーピース
結果的に素晴らしい音質に出会えたことに感謝しかありませんが、実は冒頭でも述べたように個人的にイヤーピースが合わなくて、これははずれを引いてしまったのではないかと内心あせってしまいました。
何回か聴いても、しっかり装着しても変わらず、エージングってやっぱり大事なのかな?とか考えたりしましたが、最終的に試す気持ちでたまたまどこかで試そうと購入していたイヤーピースを使用してみました。
え?なんでこんなに違うの?
と思うレベルでATH-CKS50TW本来の音質の素晴らしさを体感できました。
従来のイヤーピースのこの部分(赤枠)が私の耳の形状と合わなかったのかもしれません。
耳の形状は人それぞれなので、もし音質がおかしいな?とかイヤーピースが合わなかった方の参考になれば幸いです。
ATH-CKS50TWの総評
ATH-CKS50TWの残念なところ
残念なところを網羅してみます。
サイズ的にイヤーピースが合わないと少々重みを感じてしまうかもしれない。
ワイヤレス充電には非対応。
USB-typeCで簡単に差し込んで充電できるのはもちろん手間ではないのですが、ワイヤレス充電を覚えてしまうと楽なんですよね。
コンパクトな充電ケースが多い中、少々ごついかな?
もっと評価されるべき完全ワイヤレスイヤホンなのでもっともっと売り出してほしい!
最後は願望になってしまいましたが、世界に誇れる日本の音響メーカーなので絶大な評価を受けてもいい商品だと使用して感じました。
ATH-CKS50TWのいいところ
個人的によくあることで恐縮なのですが、イヤーピースが合わなくて最初は音質に困惑してしまったのですが、適切となったイヤーピースで聴いた音質は世界に誇れる素晴らしい音響メーカーである証明となりました。
もちろん機能面の充実も他のメーカーに負けない内容です。
至れり尽くせりでこのコスパは他のメーカーよりも一歩も二歩も先を行っている印象です。
もっと評価されてもいいのではないかとも思いました!
おさらいの仕様として
ノイズキャンセリング機能
外音取り込み機能
イコライザー機能
ハイレゾ級コーデックaptX Adaptiveの導入
充電ケース併用時約50時間の連続使用で1週間の通勤通学で充電いらずの便利さ!
ハイレゾ級ストリーミングサービスAmazon Music HDがAppleMusicの影響によって月額980円と半額となったこともあり、最高の音質を気軽に楽しめるガジェットとしておすすめします!
【オーディオテクニカ ATH-TWX9】レビュー!聴けば聴くほど解像度とバランスを感じられる一品♪
2022年9月!オーディオテクニカのフラッグシップモデルが発売されました!
使用時間や充電時間はATH-CKS50TWに劣るものの、フラッグシップモデルらしい高級感、音の解像度、さらに除菌機能まで備わったまた新しい形の完全ワイヤレスイヤホンになります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして。
この製品での質問なんですが、音楽は問題なく聴けます。
しかし、電話がかかってきてもコール音が全くといっていいレベルで聞こえないのですが、これは改善できるのでしょうか?
一応、再度ペアリングや音量設定をいじってはみたものの改善されないので、もしご存じでしたら教えていただけるとありがたいです。
宜しくお願いします。
はじめまして。質問ありがとうございます。
コール音が全くないということですが、いろいろと検証させていただきましたが、結論からいうと答えはわかりませんでした。力になれず申し訳ないです。
わたしもiPhoneとAndroidスマホで通話をかけてもらい試してみましたが、コール音はしっかりなりました。
ちなみにスマホ側のBluetooth設定があるようなのですが、iPhoneではくわしい設定は見つけられませんでした。
Androidスマホの方ではXiaomiのRedmi Note 10 ProでBluetooth設定項目をみると使用目的の項目があったのでこのスマホの場合、チェックが必要なのかと思います。
でも通話はできるけどコール音が鳴らないんですよね。
イヤホン側の問題なのか、スマホの設定なのかスマホメーカーかオーディオテクニカに問い合わせるしかないのかな?と思いました。