こんにちわ!さいともと申します。
今回はすっかりおなじみになった中華イヤホンの王道、KZからZESという2022年のKZとしては新しいイヤホンの紹介になります。
静電ドライバー採用ということでKZ ZEXやKZ ZEX PROと比較されがちになりますが、結論から申し上げると、低音の表情がしっかりしたあともう少しでイヤモニ寄りの音質になるのでは?といった印象になります。
悪くいってしまえば高音が低音や中音に消されるまでもないけど目立たなくしているので解像度が欲しくなる。というのがスマホで聴いた印象になります。
またDAPやDACといった高音質で聴けるアイテムを介しても聴いてみましたが、これも低音の迫力が凄くて、聴いていて疲れが早くくるといった印象になりました。
しかし!
これはあくまでわたしの場合ということを前置きとして言わせていただくと
低音を抑えてくれて高中音を出してバランス良くしてくれるイヤーピースを見つけたので大変満足して使用しています。
このイヤーピースがなぜか送料かかってしまうんですよね💦
ヨドバシは送料かからないのでおすすめ!
イヤーピースひとつでこんな変わってしまうものなんですかね?
イヤホンをレビューさせてもらって大体の問題はこのイヤーピースで解決しております。
もともと迫力あるサウンドがさらにバランスが良くなるのだから、このfinalのイヤーピースを試してみたら感動ものの発見でした。
まとめると!
低音がとにかく好きな方
迫力ある音を出してくれるイヤホンをお探しの方
イヤーピースやリケーブルなど自分に合った装着や音質を手探りできる方
ゲーム(FPS)での使用
低音の凄みで高音の印象が薄くなる
総じていうとZEXに近い低音に特化した高音質にはややうるささを感じる印象でした。
しかし!イヤーピースで化けてしまう!
要はポテンシャルがあるということという解釈でいいですね!
詳しくみていきます!
KZ ZESの外観 開封
箱
裏面
裏面には仕様とメーカーについて英語と中国語で表記されています。
開封
付属品
付属品はユーザーガイドとイヤーピースLとSサイズ、ケーブルはZEXやZEX PROとは全く違うケーブルが入っていました。
イヤホン
ノズル部
ノズル部は一見太く見えますがいろんなイヤホンと比較すると中間くらいの太さといった印象になります。
ZESが金属の作りになっていますが、形状はZEXと同じになります。
重さ
イヤホン左右の重さ
イヤホン片方の重さ
今回使用したイヤーピース
わたしにとってはこのZESの救世主のイヤーピースとなりましたが、低音を抑えてバランス良くさせてくれたイヤーピースになります。
KZ ZESの仕様と徹底比較
中央 ZES
右 ZEX PRO
静電ドライバー搭載ということで比較になりやすい3機種を並べてみました。ZEXやZEX PROの詳しい内容はまた別記事でもレビューしています。
興味あればぜひ見ていってください!
仕様 | ZES | ZEX | ZEX PRO |
---|---|---|---|
重さ | 約14.50g | 約15.37g | 約13.70g |
プラグタイプ | 3.5mm | 3.5mm | 3.5mm |
ピンタイプ | 0.75mm | 0.75mm | 0.75mm |
再生周波数帯域 | 20-40000Hz | 20-40000Hz | 20-40000Hz |
インピーダンス | 32Ω | 25Ω | 25Ω |
出力音圧レベル | 113dB/mw | 103dB/mW | 104dB/mW |
※重さの表記だけ箱裏面だとよくわからないことになっていたのでわたしがイヤホン左右を計量した数値を入れておきました。
KZ ZES 静電+コイル混合技術——12 mm超大コイル+6.8 mm低圧静電 出力パワーが強く、低周波数がより豊富で、詳細がより豊富で、より強い立体音響効果とより高い明瞭度を与え、実際の音の詳細を示します。
12 mm超大コイルユニットは中周波数と低周波数を担当し、繊細な低周波聴覚質感をもたらし、細部の処理は非常に行き届いている。在極体低圧静電ユニットは深い空音効果をもたらし、広大な音場と浸透式の雰囲気感を持っている。
Amazon販売ページより
音質に関しては次に後述になりますがほんとに簡単にまとめると
ZEXは中音が明瞭で音量がすごい印象
ZESは低音が明瞭で高音の印象がうすくなる
ZEX PROは全体のバランスがいい。しかしながらやや広がり感にかける
KZ ZESの音質
ここでは3機種と比較しながら見ていきます!
スマホで聴いてみた
ZES
冒頭でも述べましたが、finalのイヤーピースがなければ辛口レビューになってしまうところでした。
このイヤーピースにしたことで本来のZESのポテンシャルを垣間見ることができたのはよかったです。
もともとのイヤーピースでも高音の解像度が悪いといった印象はなく、これが引っかかっていたのでよかったです。
ZEX
ZEXに関する記事はこちらになります。
ZEXもZES同様のイヤーピースを同じものに変更して試してみたら最高のバランスになりました。
しかしながらこちらはスマホの音質で聴く分にはしっかり中音から鳴っている印象だったので個人的にはZES以上に評価は高かったので満足していました。しかし高音質の音源を聴いてみると中音の出過ぎ感が低音にまでまわってしまってか、バランスのよくない印象になっていたので評価できずにいました。
救世主のようにあらわれたfinalのイヤーピースのおかげでこれも本来のポテンシャルが得られたので大変満足いくバランスの良い迫力ある内容となりました。
ZEX PRO
こちらもくわしい記事があるので興味ある方ぜひみてください。
酷評も聞く中で慎重に聴いてきましたが、まったくイヤーピースなど変えるまでもなく聴いてみた印象はよかったです。
基本的にはKZのイヤホンの中では評価の高いZST Xに近いものも感じました。
なのでZEXのPRO版ということなのですが、ZEXとはだいぶ違ったイヤホンの印象になります。
DAPやDACで聴いてみた
DAPやDACの醍醐味であるバランス接続で聴いてみました!
エントリークラスの中でも定評あるSHANLING M3Xで4.4mmバランス接続にて試聴しました。
ZES
ZEX
ZEX PRO
3.5mmのアンバランスでは聴こえなかった音が聴こえてくるのは3機種とも同様になります。
ベースの音色 ギターの音色 ドラムの音色までわかるような音なのにボーカルの歌声が消えたり薄くなることなく聴けるというのはどういうことなのだろうか?
レコーディングで製作者の意図を汲み取ることができるのではないかというくらい1音ごとの凄みを感じて聴くことができます♪
正直どれをとってもバランス接続の凄みが強いのか比べようもないほど、3機種ともに聴き惚れてしまう内容でした。
エントリークラスとなるSHANING M3Xに関するくわしい記事はこちらになります!
ワイヤレス化して聴いてみた
3機種ともどもAZ09 PROにてワイヤレス化して聴いてみました。それぞれのわたしなりの評価を挙げてみます。
ZES
引き続きfinalのイヤーピースで聴いてみましたが、音質のバランスと柔らかさを感じることができて聴き疲れのない納得の音質となりました。
ZEX
AZ09 PROとの相性はこのZEXに関しての記事でも述べましたが、相性は抜群に感じました。コスパ的な面からも両方で8,000円ほどでこれだけ音の良さを楽しめるのは贅沢に感じてしまいます。
ZEX PRO
やや他2機種と比べると迫力に欠ける面がありますがバランス力が優れているため十分楽しめました。
3機種の最終的5段階評価
5段階評価でわかりやすく参考程度に3機種を評価してみました。
参考評価 | ZES | ZEX | ZEX PRO |
---|---|---|---|
スマホ | ⭐️⭐️⭐️⭐️4 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️5 | ⭐️⭐️⭐️3 |
高音質デバイス | ⭐️⭐️⭐️⭐️4 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️5 | ⭐️⭐️⭐️3 |
ワイヤレス | ⭐️⭐️⭐️⭐️4 | ⭐️⭐️⭐️⭐️4 | ⭐️⭐️⭐️⭐️4 |
ゲーム | ⭐️⭐️⭐️⭐️4 | ⭐️⭐️⭐️3 | ⭐️⭐️⭐️⭐️4 |
低音 | ⭐️⭐️⭐️⭐️4 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️5 | ⭐️⭐️⭐️3 |
中音 | ⭐️⭐️⭐️⭐️4 | ⭐️⭐️⭐️3 | ⭐️⭐️⭐️3 |
高音 | ⭐️⭐️2 | ⭐️⭐️2 | ⭐️⭐️⭐️3 |
広がり | ⭐️⭐️⭐️3 | ⭐️⭐️⭐️3 | ⭐️⭐️⭐️3 |
柔らかさ | ⭐️⭐️⭐️3 | ⭐️⭐️⭐️3 | ⭐️⭐️2 |
装着感 | ⭐️⭐️2 | ⭐️⭐️⭐️3 | ⭐️⭐️⭐️⭐️4 |
バランス力 | ⭐️⭐️⭐️3 | ⭐️⭐️⭐️⭐️4 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️5 |
※finalのイヤーピースがなかったらZESとZEXの評価はかなり低かったかもしれません。
低音を鳴らしてくれるイヤーピースがあるのはわかっていましたが、高音を鳴らしてバランス良くしてくれるイヤーピースもあることがわかったのはまたひとつ勉強になりました♪
KZ ZESのまとめ
残念なところ
低音の凄みで高音の印象が薄くなる
総じていうとZEXに近い低音に特化した高音質にはややうるささを感じる印象でした。
低音の凄さは確かに素晴らしいのですが、高音が薄くなってしまう。
KZのイヤホン全体としてこれをクリアしているイヤホンが人気を博しています。
わたしの場合はイヤーピースで解決できましたが、ここは好みにもよりますね
いいところとおすすめな方
残念なところを挙げはしましたが、これはあくまで個人的にではありますが、イヤーピースで解決できてしまいました。
低音が出過ぎる時に使えるなと感じたイヤーピースがこちらで
finalのこの穴の形状が小さいイヤーピースはバランス良くしてくれてほんとに助かりました!
最高の音質になり、高音が一気に鳴りバランス良くしてくれました!
最後にこのZESのおすすめな方となると
低音がとにかく好きな方
迫力ある音を出してくれるイヤホンをお探しの方
イヤーピースやリケーブルなど自分に合った装着や音質を手探りできる方
ゲーム(FPS)での使用
最後になりますがFPSゲームにもおすすめの有線イヤホンになります!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント