こんにちわ!いい音の音楽最高!さいともと申します。
コンパクトに2.5mmバランス接続できて、そのうえ有能な有線イヤホンをワイヤレス化できるガジェットが登場したということで今回購入してレビューする運びとなりました。
このFiiO BTR5 2021は有線イヤホンの可能性を大きく引き出す機能面が多く盛り込まれており、音に関するガジェットの万能器としてわたしは位置づけさせていただきました!
そんなおおげさな
こんな小さなガジェットなのにいろんな使い方ができるんです!
これはまさにロマン!
音の万能器と銘打つポイントとして
LDACコーデックでBluetoothでもハイレゾ級音源が楽しめる
2.5mmバランス接続で更なる音質向上と解像度があがる
MQA対応でマスタークリティの音質を楽しめる(有線のみ)
スマホでもPCでもこれひとつで高音質ストリーミングが楽しめる
外でもスマホからハイレゾ級音質を有線イヤホンで楽しめる
SwitchやPS5、PCゲームで音の増幅器(アンプ)としての使用にもおすすめ!
ちなみにマイク機能もあるからそのまま通話もできる
FiiO BTR5 2021はこんなかたにおすすめ!
デスクワークでも有線イヤホン装着したままお茶取りに行ったりトイレ行ったりしたい方
有線イヤホン・ヘッドホンを無線化したい方
2、5mmバランス接続を試してみたい方
TIDALで気軽にスマホでMQAを楽しみたい方
ゲーミングUSB-DACとしても使いたい方
いい音で聴きたい!ということだけじゃなくデスクワークやゲームや外出での使用とバラエティに富んだ使い方ができるのがこのFiiO BTR5 2021の最大の魅力ではないでしょうか?
売れ行きも評判もいいFiiO BTR5 2021について詳しく見ていきたいと思います。
※注意
個人的にTIDALを使用しているので、こちらの使用感に関してのレビューが多くなることをご了承ください。
くどかったらするーしてくださいね!
自分が納得の自慢できる有線イヤホン・ヘッドホンをお持ちの方にこのFiiO BTR5 2021はめっちゃおすすめです!
FiiO BTR5 2021の外観と開封
箱
ロマン溢れるFiiO BTR5 2021を開封します!
開封
付属品
説明書
保証書
USB TYPE-C to Aケーブル
USB TYPE-C to Cケーブル
バッククリップ
説明書と保証書
中華メーカーあるあるで日本語表記ないのが多いのですが、しっかり日本語の説明があるのでポイント高いです♪
バッククリップ
本体(表面 裏面)
本体(上面 下面)
USB-Cポート
3,5mmジャック
2,5mmバランス接続ジャック
画面
電池残量や各種設定もこの画面上で可能になります。
BTR5 2021のフロントには、表示サイズ0.49インチ、解像度64×32ピクセルの鮮明な有機ELディスプレイが搭載されています。このディスプレイには、ペアリング先、接続状態、通話状態、電源ステータス、エンコードフォーマット、音量を表示させることができます。また、このディスプレイを使用して、メニューの呼び出し、充電状態の確認、カーモードのオン・オフ、デジタルフィルターの切替、EQの調節などを行うことも可能です。
FiiO BTR5 2021 公式より
側面
電源オン/オフ 各種設定画面
ペアリングボタン
音量調節ボタン 各種設定選択ボタン
重さ
重さの印象ですが軽すぎず重すぎずといったところ
軽すぎるのもどうかと思うのでちょうどいい印象です。
FiiO BTR5 2021の仕様とFiiOについて
FiiO というメーカー
FiiOってどんな会社なのかしら?
公式ページに紹介文が乗ってるので引用させていただきます。
FiiO Electronicsは2007年に中国で設立された音響機器の企画製造および販売を行うオーディオブランドです。デジタルオーディオ製品のなかでも特にポータブルオーディオ製品の開発に注力しており、DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ、デジタルオーディオプレーヤー(DAP)、インイヤーモニター(イヤホン)を中心とした製品展開を行っています。
ブランド名「FiiO」は、Fi (Fidelity) と iO (1 and 0, Digital)に由来し、その設計品質と安定した製造品質が高く評価されています。現在は世界最大級のポータブルオーディオ機器ブランドとして世界各国に展開しています。
FiiO 公式より
また仕様に関して公式ページでも詳しく記載されていますので簡略的に紹介させていただきます。
FiiO BTR5 2021 主な機能面
ESS Technology製DAC+アンプ統合型チップ「ES9219C」を2基、左右独立構成で搭載し、低ノイズ・低歪と高出力を両立
32bit/384kHzPCM、DSD256ネイティブ再生を可能とするUSB DAC機能
BluetoothレシーバーにQualcomm製「CSR8675」を採用し、高い接続安定性を実現
FPGA搭載で正確無比な音声信号処理と高精度なクロックマネージメントを実現
低ジッター環境を徹底するため、独立した2基の水晶発振器を搭載
3.5mmシングルエンド出力のほか、完全バランス構成による2.5mmバランス出力を搭載
MQA対応でマスタークオリティの音質を実現
AAC/apt X/apt X HD/LDACといった主要高音質ワイヤレスオーディオコーデックに対応
本体フロントパネルに有機ELを搭載。動作状況や設定を簡単に確認
音質に特化したUSBオーディオアダプターモード
1.5時間の充電で9時間の連続再生が可能
FiiO 公式より
FiiO BTR5 2021の仕様とBTR3K との比較
仕様 | BTR5 2021 | BTR3K |
---|---|---|
Bluetooth バージョン | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
音量調節 | スマートフォンの音量調節とは独立して音量調節可能 | スマートフォンの音量調節とは独立して音量調節可能 |
対応Bluetoothオーディオコーデック | SBC, AAC, aptX, aptX Low Latency, aptX HD, LDAC | SBC, AAC, aptX,aptXLL,aptX HD, LDAC |
Bluetoothチップ | CSR8675 | CSR8675 |
DACチップ | ES9219C x2 | AK4377A×2 |
USBレシーバーチップ | XMOS XUF208 | ? |
ペアリング/プレイ 専用ボタン | 有 | 有 |
音量調節専用ボタン | 有 | 有 |
送信距離 | 10m | 約30m(遮蔽物のない時)LDAC音質優先時4m |
表示スクリーン | 有 | |
表示内容 | 1. Bluetoothコーデック, バッテリー残量, 音量, 充電中, 着信, サンプリング周波数 (USB DAC時) 2. メニュー設定, フィルター, EQ, 明るさ, 充電切り替え, ゲイン, ビークルモード, USBドライバ不要モード | |
ゲイン設定 | H/L | – |
出力(32Ω負荷時) | 3.5mm シングルエンド: 80mW+80mW以上 2.5mm バランス: 240mW+240mW以上 | 3.5mmヘッドホン出力 25mW 2.5mmヘッドホン出力 78mW |
SN比(A weighted) | 3.5mmシングルエンド: -118dB 2.5mm バランス: -122dB | 122dB |
ノイズフロア(A weighted) | 3.5mmシングルエンド: 2μV以下 2.5mmバランス: 2.2μV以下 | 2uV |
THD+N (LDAC使用時1kHz/32Ω負荷時) | 3.5mmシングルエンド: 0.003%未満 2.5mmバランス: 0.002%未満 | |
セパレーション (1kHz/(32Ω負荷時) | 3.5mmシングルエンド: 79dB 2.5mmバランス:118dB | |
ハンズフリー通話/その他 | 対応 | 対応 |
Siri(iOS)の起動 | 対応 | 対応 |
インライン・リモコン | CTIA規格に対応 | 対応 |
NFC機能 | 対応 | 非対応 |
ヘッドホン出力 | 3.5mmシングルエンド + 2.5mmバランス | 3.5mmシングルエンド + 2.5mmバランス |
USBポート | Type C/データ転送・充電兼用 | Type C |
内蔵バッテリー容量 | 550mAh | 330mAh |
連続使用時間 | 3.5mmシングルエンド: 約9時間 2.5mmバランス: 約7時間 | 約11時間 |
充電時間 | 1.5時間 | 1.5時間 |
外形寸法 | 72 x 32 x 11.1 mm (バッククリップを除く) | 58 x 25 x 11 mm |
重量 | 43.7g | 23.5g |
付属品 | USB TYPE-C to Aケーブル / USB TYPE-C to Cケーブル / バッククリップ / クイックスタートガイド | USB タイプCケーブル、バッククリップ、ストラップ、クイックスタートガイド、保証書 |
※わからないところは表記しませんでした。
MQAへのこだわりやお値段を考慮するとDACチップの違いこそあれBTR3K も十分な機能を備えているのでおすすめです!
仕様の要点
簡単にまとめるとこんな感じ!
前作のBTR5よりもよいDACチップを搭載
連続使用は最大9時間
充電時間は1.5時間
ハンズフリー通話ができる
iPhoneで有線接続する際は別途ケーブル購入しなければならない。
BluetoothコーデックにLDACが採用されている
2.5mmバランス接続が可能
MQAに対応しマスタークオリティ品質を楽しめる。
FiiO BTR5 2021をMQAで聴いてみた
小さい機器をスマホに繋いでMQA音質の音楽の数々をたくさん聴けるのは個人的にFiiO BTR5 2021を使用する最大の目的でもあります。
iPhone、Androidスマホ、MacbookでもMQA音質で使用できました。
これでSpotifyのようにあらゆるデバイスでTIDALを使用でき、高音質のMQAを楽しめるのはわたしにとっては最高のガジェットになりました!
2022年、日本で実装が待望されている音楽ストリーミングサービス TIDALに関する記事
わたしにとってTIDALでMQA音質にこだわる理由は安心して音楽を楽しみたいから♪
FiiO BTR5 2021 2.5mmバランス接続で聴いてみた
はっきりいってこれは試す価値ありすぎます!
上記の使用を見ていただくと分かるようにシングルとの数値差がしっかり音に表れてる印象です。
現実世界でもこんないい音で聴ける機会があるのだろうか?
低音はともかく中音高音の解像度がエグすぎます!
たしかにいい音質の基本は低音から入ってそれから中音にいってボーカルがよく聴こえるかだとかで満足するとそれ以上聴かなくなってしまいがちなのですが、バランス接続で聴くと中音と高音がスッと耳に入ってきて、あたかもレコーディングスタジオで最高の楽器と最高の演奏者を目の当たりにしているような錯覚すら覚えました。
分離感がわかるのをわたしも体験してみたい!
まだ経験のない方バランス接続をこの機会に試してほしい!
試しに購入してみた2,5mmケーブル
iPhoneでの使用について
無線にすることによってLightning ケーブルのバイパスを使用することなく3.5mmジャックに差し込むだけで有線イヤホンが使用できるのも魅力。
また別途専用ケーブルを使用してiPhoneを有線高音質化できます!
そしてなによりTIDALを利用してiPhoneでもMQA音質を堪能できるのが嬉しすぎます!
しかしながら日本ではまだ未実装のストリーミングサービスになります。
くわしくはこちらの記事
なのでTIDALのアプリをインストールしようとすると「このAppは現在、この国または地域では入手できません。」となるので使用不可になっています。
海外Apple IDを作ってTIDALアプリをインストールして聴く方法
TIDALがまた間近になりました!
あいがとうございました。
使用の際には自己責任でお願いします。
Androidスマホでの使用について
AndroidスマホではBluetooth接続時、機種にもよりますがiPhoneにはないコーデックLDACで高音質を楽しむことができます。
個人的にはようやくこの比較が出来ました。
Amazon Music HDやAppleMusicなどのストリーミングサービスでは有線接続で聴くのはもちろん高音質を実感できました。
※補足
Androidスマホで有線接続で使用しましたが、こちらでTIDALを聴く場合は公式アプリではMQA音質にはなりませんでした。
USB Audio Player PROというアプリで課金(850円)してだと使用できました。
これがTIDALに対応しているのでMQA音質で聴ける仕組みになっています。
しかしながらiBasso Audio DC05はAndroidスマホでTIDALを使用する場合、UAPPを介することなく公式アプリで使用可能でした。
なのでAndroidスマホでTIDALをMQA音質で聴きたい!という方にはiBasso Audio DC05のほうがいいかもしれません。
もちろん有線専用ですが小さくてこちらもおすすめです。
Macbookでの使用について
ドライバーなどのインストールなどなしですぐ楽しむことができました。
個人的にではありますが、Bluetooth接続にしても有線で高音質を楽しむにしてもデスクワーク作業において最高の相棒になるのでは!といった印象です。
しかしながら気軽に快適に使用するとなると同じApple製品のAir Pods Proなどを使ったほうがいいという結論にはなります。
もちろん有線イヤホンを活かすという点においては音質も良くなりうってつけのアイテムになりますけどね!
使用するなら高音質で聴ける有線イヤホンでの接続ということですね!
WindowsPC(ゲーム)での使用について
ドライバーをいれるのに少々てこずりましたがMQA表記になりませんでした。
もしわかる方いらしゃいましたら教えてください。
それ以外は音も出るしBluetoothでの使用も可能でした。
もちろんこれによりゲームでの使用に支障はありません。
接続がまず簡単!
音の増幅ができるので好みの音量にできる!
DACチップ搭載なのでFPSゲームにおける足音や銃声に対しても解像度の違いを感じられる
またBluetooth接続の使用でもオープンワールド系のゲームならFPSでもあまり違和感がなかった。
なのでBluetoothチップが有能ということの裏付けになるかと思います。
APEXなどの対人系はさすがにやめておいたほうがいいと思いますが遅延もここまで狭まってきたか!という印象です。
不具合はあくまでTIDALでMQA表記にならないだけ
FiiO BTR5 2021のマイク性能とアプリ
マイクについて
あまり宣伝にはなっていない印象ですがマイクもあるので通話やボイスチャットなども可能です。
iPhoneのボイスメモで録音してみましたので参考までに!
胸あたりにピン留めして使用したときの音声(近く)
ポケットやイヤホン線の伸び切ったところでの使用(遠く)
FiiO Controlアプリについて
さらにはアプリもあるのですが、こちらは英語表記ということもあり、一応インストールはしてみましたがあまりいじっていません。
しかしながらイコライザー機能もあるので機能の選択肢はしっかりある印象です。
FiiO BTR5 2021のまとめとこんな方におすすめ!
残念なところ
箇条書きでいきます!
iPhoneで有線接続する際はiPhoneの画面を開いてからライトニングを差し込まないと認識してくれなかったりアプリがしっかり開かなかったりする。
Androidスマホだと有線接続の場合UAPPのアプリでしか音が出せなかった
Windows接続だとMQA表記にできなかった(個人的に)
ワイヤレスイヤホンに対抗するためにもノイキャンはともかく外音取り込みがほしかった
連続再生時間をもっと長くしてほしかった。切れることはないが電池が気になる。
残念な点があるものの、いいと思える気持ちが強いのはやはり音の万能性によるところが大きい。
良かったところとFiiO BTR5 2021はどんな方におすすめか!?
使ってみて良かったところ
デザインがシンプルで飾ってなくてかっこいい!
音楽を聴く環境がいっそう気軽になった
有能な有線イヤホンが活き活きとした!
ゲームにもDACアンプとして使えるので解像度と増幅において十分使えた
やっぱりバランス接続いいよね!と再確認できた。
Bluetooth接続がマルチポイントですが2台以上のデバイスでもなんなくペアリング接続設定が簡単なので助かった。
LDACをうまく使えばそんじょそころのワイヤレスイヤホンに負けない強みが出た。
どんな方におすすめか
まず基本的な使用としては
iPhoneでもAndroidスマホでも高音質な音楽を有線でもBluetooth(無線)でも簡単に楽しめること!
でもそれだけではないFiiO BTR5 2021の楽しみ方があります!
お手持ちのイヤホン・ヘッドホンを無線化してみたい方
2、5mmバランス接続を試してみたい方
ゲーミングUSB-DACとしても使いたい方
TIDALを気軽にスマホでMQA音質を楽しみたい方
なにより簡単に高音質な音楽を楽しみたい方
FiiO BTR5 2021に有線接続するだけでスマホと切り離せる!
デスクワークやゲームなどに使用中、つけたまま飲み物取りに行ったりできる!
解像度がちがいまっせ!
この5点、ひとつでも当てはまる方はめっちゃおすすめです!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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