SONY SRS-XB43 レビュー
こんにちわ!さいともと申します。
今回はBluetoothスピーカーのソニーのSRS-XB43をレビューしますが、こちらの製品を選択するのにかなり悩ませていただきました。
というのもこのご時世なかなか試聴できないこととBluetoothスピーカーに関してはレビューが少なく商品選択の判断が難しいこと。
そして以前2,000円ほどのBluetoothスピーカーを購入したのですが、自宅の部屋では音量は申し分ないのですが、車ではどういうわけか音量が足りなくて失敗した経験があったため出力の高いスピーカーを再度探すことにしました。
結論としてはこのSRS-XB43を選んで大正解で仕事終わりの帰宅の車ではSpotifyで選択した曲をこのSRS-XB43に飛ばして聴いております。
音に迫力とパワーがある
低音がイコライジングしなくてもビシバシ響く
かたむき角度がバランス良く聞こえてちょうどいい
バッテリーもちがいい
ハイレゾコーデックLDACに対応している
「DSEE」というソニーが培った先進の高音質技術の高さを実感できる
つまりは音量 音質(音楽配信が高音質になるDSEE搭載) 機能面(連続使用時間 充電方法 大きさ 通話)もう申し分なしです!
さらにこうしてスマホで音楽を聴いているときでも電話の着信があってもマイクも内蔵されているので、通話も可能になります。
しかしながら懸念点として女性にはちょっと重くて持ち運びにくいかな?
気軽さだと片手で持てる大きさがいいかな?と感じます。
この点の問題はサイズの小さいSRS-XB33やSRS-XB23の参考にもなるかと思います。
パワーをとるか重さを取るかですね。
それではくわしくこのSRS-XB43を見ていきたいと思います。
ちなみに2022年7月後継機種となるSRS-XG300が発売されています。
こちらもレビューしてさらに比較もしていますので是非みていってください!
SRS-XB43を選んだ理由と他の候補
今回わたしが選んだBluetoothスピーカーはソニーSRS-XB43ですが
JBL XTREME3とロジクールのゲーミング スピーカー G560の3つで悩みました。
JBL XTREME3を候補に選んだのは音質面で定評があり、スピーカーやイヤホンなどの実績、さらにはBluetoothスピーカーのこの分野において世界で一番売り上げをあげていると聞きます。
これを候補に入れないことはないですね!
ロジクールのゲーミング スピーカー G560に関しては少し上記の2機種とは違うのですが以前、仕事の車で使用していたスピーカーがこれと似た形状で、2.1chと低音が間違いなく出せるスピーカーということで候補にしました。
2機種を却下した理由
もちろんSRS-XB43が気に入ったというのもありますが、消去法として却下した理由を述べます。
JBL XTREME3に関して
値段が高い
コーデックがSBCしかない
仕様を見た感じ、この2点が大きかったです。
ゲーミング スピーカー G560に関して
持ち運びできない(固定しておくのが基本)
スピーカーの繋ぎが有線で電源も必要
ウーハーの置く位置がない
2機種と比べて出力があるので、パワーは希望通りなのですが、気軽に持ち運べないのが却下の理由になりました。
逆を言えばこれらの足りない面をSRS-XB43は補ってくれています。(出力以外は)
SRS-XB43の外観
今回わたしが選んだSRS-XB43のカラーはベージュにしました。
ブラックもあります!
理由は白い汚れが目立たないのでは?という判断からです。
この判断は正解で購入して半年近く経ちましたが、目立った汚れがありません。
箱
開封
中身は本体と充電の電源ACアダプター(USB Type Cケーブル一体型)と説明書類になります。
本体 カラー ベージュ
正面 側面
上部と背面
付属品
電源ACアダプター(USB Type Cケーブル一体型)
裏面端子部
左から説明
DC OUT ONLY端子(USB)別売りのUSBケーブルでスマホなどの充電ができます。
AUDIO IN 音声ケーブルを使用して音楽を視聴します。このときBluetoothは使えなくなります。
DC IN 5V端子(USB Type-C®) 充電専用端子になります。
BATTと書いてあるボタンはバッテリー残量をアナウンスしてくれます。
PARTYと書いてあるボタンは2台目以降(最大100台)を設定するためのボタンになります。
ST PAIRと書いてあるボタンはもう1台のSRS-XB43を繋いで右と左のステレオでパワフルに再生できる機能を使う時に使います。
SRS-XB43の特筆すべき点
SONYの公式よりSRS-XB43の特質概要を見ていきます。
新開発 約61×68mm口径の超楕円形ウーファーの「X-Balanced Speaker Unit」に加え、新設計Φ約20mmのトゥイーターも搭載。X-Balanced Speaker Unitによる2Way Speaker Systemが、高音質の広がりと圧倒的な高音圧で力強い低音の両立を実現。さらに、低音を強化する「EXTRA BASS」モードを搭載。サイズを超えたパワフルな重低音サウンドを楽しむことができます。また、高音質デジタルアンプ技術「S-Master」や、圧縮された音源で失われがちな高音域を効果的に補完する「DSEE」、推奨サウンド設定を実現する「ClearAudio+」など、ソニーが培った先進の高音質技術も投入。ソニーならではの高音質で大好きな音楽をより楽しむことができます。
SONY SRS-XB43 公式より
5時間の充電でSTAMINAモード時には24時間再生。EXTRABASSモード時には14時間再生ができるバッテリーを内蔵。リビング、キッチン、お風呂はもちろん、ビーチやキャンプ、バーベキューなどに持ち運んでも、バッテリーを気にせず長時間使用できます。
SONY SRS-XB43 公式より
DSP処理により歓声や拍手、余韻成分を効果的に拡散。音が広がるとともに、自宅にいながらライブ会場にいるような臨場感を実現。ボーカルの声や拍手の音など従来の「ライブサウンド」モードの再チューニングを実施。ソニー独自のアルゴリズムにより、コアとなるボーカルの明瞭度は維持しながらも音を広げることで、より一層の臨場感の体感が可能に。
SONY SRS-XB43 公式より
SRS-XB43の仕様を3機種から比較
当初購入検討として悩んだ機種JBL XTREME 3とロジクールG560を比較しながら仕様を見ていきます。
仕様 | SRS-XB43 | JBL XTREME 3 | ロジクール G560 |
---|---|---|---|
カラー | ブラック/ベージュ | 全2色(ブラック、ブルー) | ブラック |
Bluetooth | Bluetooth標準規格ver5.0 | バージョン 5.1 | バージョン4.1 |
防水・防塵機能 | IPX7相当 | IP67 | |
対応プロファイル | A2DP,AVRCP,HFP,HSP | A2DP 1.3, AVRCP 1.6 | |
対応コーデック | SBC/AAC/LDAC | SBC | |
オーディオ入力 | Bluetooth、 ステレオミニジャック(オーディオ入力端子) | Bluetooth、外部音声入力 | Bluetooth、 USBポート、ヘッドフォンジャック |
使用ユニット | 約61mm×68mm(ウーファー)×2, 直径約20mm(トゥイーター)×2 パッシブラジエーター方式 | 70mm径ウーファー×2、20mm径ツイーター×2、 80mm径パッシブラジエーター×2 | |
周波数特性 | 2.4GHz帯(使用周波数帯域) 20Hz-20,000Hz(44.1kHzサンプリング時)(伝送帯域(A2DP)) | 53.5Hz – 20kHz | 40Hz~18KHz |
サイズ(H x W x D) | 約325mm x123mm x117mm | 136 x 298.5 x 134(mm) | サテライトスピーカー 高さ:148mm 幅:166mm 奥行き:118mm サブウーハー 高さ:404mm 幅:255mm 奥行き:207mm |
重量 | 約2,950g | 約1,968g | サテライトスピーカー1.79kg サブウーハー5.5kg |
電池 | リチウムイオンバッテリー | リチウムイオン充電池(5000mAh/36.3Wh) | |
充電時間 | 約24時間(STAMINAモード) 約14時間(EXTRABASSモード) | 充電:約2.5時間、音楽再生:最大約15時間 | |
付属品 | ACアダプター(USB Type Cケーブル一体型)(1) | USB PD対応ACアダプタ(ケーブル長1.5m)、 ショルダーストラップ | USBケーブル |
発売日 | 2020/7/3 | 2021年4月16日(金) 発売 | 2018/5/15 |
実用最大出力 | 50W(25W+25W) | 50W | 120W(最大240W) |
値段(2021年10月現在)Amazon調べ | 23,000円 | 33,000円 | 26,858円 |
好みの問題もありますが値段でも機能面でも気軽さでもSRS-XB43が抜きんでていますがそれぞれにも魅力を感じます。
SRS-XB43のアプリ
「Music Center」や「Fiestable」とはスマートフォンやタブレットから、対応のワイヤレススピーカーを操作するためのアプリです。Xperia(TM) などのAndroid(TM)搭載スマートフォンやiPhoneに「Music Center」や「Fiestable」をダウンロードすると、「Music Center」ではスマートフォンの音楽を再生・停止したり、「Fiestable」ではイルミネーションの変更ができます。
SRS-XB43 公式より
正直、「Fiestable」は英語表記で訳が分かりませんでした!
「Music Center」での主な設定
サウンドで低音を強調したり自分でイコライザーで調整したり、光るスピーカーの調整もしたりと設定できますが、そのつど使う感じではなく初期段階の設定で役立ちます。
わたしはほとんどなにもやっておらず、気軽にこの SRS-XB43 を楽しんで使用しております!
コーデックや防水規格について
このSRS-XB43の売りはなんといってもLDACでハイレゾ音質で音楽を楽しめることだと思います!
LDAC (エルダック[1]) は、ソニーによって開発された音声圧縮コーデックである。Bluetooth接続によるオーディオ再生時に使用され、ビットレートは990 kbit/s、サンプリング周波数は96 kHz、量子化ビット数は24 bitまでそれぞれ最大で対応している (所謂ハイレゾオーディオ)[2]。このコーデックはヘッドフォン・スマートフォン・DAP・アクティブスピーカー・ホームシアターなどの様々なソニーの製品で採用されている。LDACは非可逆圧縮音声圧縮コーデックであり[3][4]、MDCT (修正離散コサイン変換) に基づいた複合符号化体系を採用しており[5]、より効率的なデータ圧縮を実現している。このコーデックの主な競合相手はクアルコムのaptX HDである。
LDAC wikiより
もちろんハイレゾ音質でなくても十分すぎるほど楽しめますが、このハイレゾ音源、買うとなると結構なお値段になってしまいます。
しかし近頃、音楽ストリーミングサービス、いわゆるサブスクにおいてAppleMusicがロスレス配信を開始しました(2021年)。
さらにお値段がそのままの月額980円。
これの影響を受けてAmazonMusicHDも値下げを敢行。標準音質と同等の月額980円。
音楽ストリーミングサービス最大手のSpotifyも近くHiFi(ロスレス)予定があり、多くのハイレゾ級楽曲を月額980円のみで聴ける時代が来ました!
以前は1曲500円ほどで購入して聴いていましたが
LDAC以外のコーデックについて
SRS-XB43の防水規格はIPX7相当!お風呂でも聴ける!
SRS-XB43の音質
わたしくし事ではありますが、仕事で使用する車を新しくしたのですが、車のスピーカーをいじる知識も能力もないので主に車の中で使用しています。
ちなみに軽量貨物の車なので車に内蔵してるスピーカーの質はラジオを楽しむ程度になります。
車内での使用は音量的にも低音もしっかり聴こえるので満足しております。
抽象的ではありますが音が生き生きして明瞭な感じで元気な音質になります。
逆を言えばしっとりした乾いたサウンドではありません。
しっかりステレオしてる感じ?
わたしの試聴は主にSpotifyなどのストリーミングサービスになりますが、ひるがえって言えば個人的にはモニターよりのそのままの音質が好みなのですが、これはこれで迫力ある音量で陽気に楽しく聴けて気に入っています。
JAZZやクラシック、もちろん他のジャンルの音楽にもいえますが、しっかりじっくり聴くのであれば、アンプに繋いだ良きスピーカーで聴くのが1番だと思います。
気軽に持ち運べて聴けて音質がいいなんて最高すぎる!
SRS-XB43の総評
残念なところ
少々重い
約3キロということで比較対象にしたJBL XTREME 3より約1キロ重いので、女性には特に重いかと思います。
部屋などで使うには十分な音量なので1つ下のモデルでもいいかと思います。
音が若い
音質はもちろん良いし迫力もあってなんの文句もないのですが、しいていえば音が若い感じがしました。良きアンプやスピーカーでは渋さも感じることがありますが、低音の元気さを相まって若さを感じます!
60年代のJAZZを聴くとモノラル感がよかったりもするのですが、
残念ではなくむしろこういったところが楽しくもあります。
いいところ
汚れが目立たない
Bluetoothの繋がりが早い
音量に迫力がある(低音もしっかりなる)
機能面が充実してる(LDACコーデックや防水性能に優れてる)
iPhoneでLDACといった高音質の恩恵をうけられませんが、「DSEE」というソニーが培った先進の高音質技術でカバーされている。
余計な設定をしなくいても単純に楽しめる(アプリ使わずに使える)。
いつでもどこでも長い使用時間で気軽に音楽を楽しめるということであれば音の良さもさることながら最高のBluetoothスピーカーなのではないでしょうか?
音量がそんなにいらなかったりもっと軽量のものであれば仕様のほとんど変わらないSRS-XB33やSRS-XB23を選択するのもよいかと思います。
2022年7月後継日となるSRS-XG300が発売
2022年7月、SONYは後継機となるSRS-XG300を発売しました。
今記事のSRS-XG43と徹底比較しておりますので是非みていってください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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