S.M.S.L M500 DAC
PCにUSB接続するだけで簡単に高音質を思う存分楽しめて
さらにはイヤホンにヘッドホン、スピーカーの能力をしっかり伝えることができる!
S.M.S.L M500 MKII Bluetooth オーディオ DACが新機種として登場しましたが、まだまだ参考になるかと思いこの記事を残させていただきます。
こんにちは!さいともと申します!
このクラスのアンプとしてはコスパもよくハイレゾ音質、さらにはMQA音質も堪能できるUSB-DACの紹介になります!
突然の余談にはなりますが前回の記事でわたしはモニタースピーカーでPCデスクのモニターの左右に置いて最高の音質を聴かせてくれるADAM A3Xというスピーカーを紹介しました!
このスピーカーはそのまま使用するというよりは、レコーディングなどプロアマ問わず、ミュージシャンやプロデューサーがモニターとして原音やバランスを重視した仕様となる本格的なスピーカーをレビューさせていただきました!
しかしながら私はギターやベースで遊ぶ程度の音楽好きでしかありません。
このADAM A3Xは音楽鑑賞用に購入しました。
先にも述べたPCの前での使用の音楽鑑賞となり、USBで繋げるアンプを検討しS.M.S.L M500 DACを購入しました。
購入して使用してきた感想は、ADAM A3Xと相性も良く大満足!
音楽鑑賞の幅が広がりました!
なぜMQA音質にこだわるのかというと、わたくし事ですが日本未実装のストリーミングサービス『TIDAL』という高音質ストリーミングサービスを契約しているからなんです。
ハイレゾ級の音質にはいくつかの種類があるのですがこの『TIDAL』はMQAというデコードを採用しているからなんです。
詳しくは下記、またはわたしの記事にて詳しく述べているのですが、このMQAデコードで音楽を聴くのが最大の目的になります!
しかし半年ほど悩みに悩んでたアンプ購入検討時、S.M.S.L M500 DACにもっとも惚れ込んでいたのですが、もうひとつ気になるUSB-DACも見つけました。
この2つに共通するのは、ハイレゾ音質に変換できることと、とりわけMQA音質(記事内で軽く解説)を楽しめることにあります。
またヘッドホンやイヤホンも使用可能ということで、共通点も多いのですが、S.M.S.L M500 DACのほうが値段が高いですよね💦
ZENDACと比較しつつ、このS.M.S.L M500 DACについてしっかりレビューしたいと思います。
またこの S.M.S.L M500 DAC に繋いで使用しているモニタースピーカーに関する記事と商品はこちらになります!
なぜDACが必要なのか?
わたしの元々のPCの使用目的はFPS系のゲームをするのが主でした。
なのでこういったゲームは前後左右の足音や銃声といった音が重要なため、音の増幅目的としてサウンドカードを使っていました。
しかし後に音楽鑑賞に目覚めるとこれでは物足りなくなり、音質・音圧を増幅してくれるUSB-DACが欲しくなりました。
DACってなに?
デジタル-アナログ変換回路(デジタル-アナログへんかんかいろ、D/A変換回路 digital to analog converter)は、デジタル電気信号をアナログ電気信号に変換する電子回路である。D/Aコンバーター(DAC(ダック))とも呼ばれる。 また、デジタル-アナログ変換(デジタル-アナログへんかん、D/A変換)は、デジタル信号をアナログ信号に変換することをいう。
CDプレーヤーやSACDプレーヤー、PC等のデジタル機器内部でDA変換を行うと、その回路自体から発生したノイズが出力音声に乗りやすいと考えてDA変換を別体のコンポーネントに担当させる場合がある。この機器をその機能からDAC、外部DACと通称する。機器からDACへの信号の転送にはUSBやS/PDIFが多く用いられる。
高品位な再生を目指し、オーディオシステムの技術開発はサンプリングレートを高く、ビット数を高く、アナログ段を短くするように進められている。 2010年以降は1個当たりのコストが安く、消費電力が低く、マルチビット型よりも変換誤差が少ないため、普及価格帯の製品に搭載されるDACはデルタシグマ型1bitDACがほぼ全てを占めている。
デジタルーアナログ変換回路 wikiより
さらにアンプとは?
音響機器(オーディオ機器)におけるアンプ(英: amplifier)とは、音響を表現した電気信号を増幅する機器である。日本語では慣例的に、英語名amplifier(アンプリファイア)を短縮させ「アンプ」と呼ばれることが多い。
さまざまある増幅器の一種である。用途、出力の大きさ、付加機能によりいくつかの種類がある。
初期の音響機器はアンプを持たず、微小な電気信号であっても反応性のよいスピーカーを内蔵する事で済ませていた(ただし、あまり大きな音は出なかった)。
アンプ wikiより
また私の場合、このwikiにあるようにプリメインアンプとかパワーアンプとか用途が分からず、多種多様なさまざまな種類のメーカーのアンプがあるため、中華製が多くを占めてしまっていますが、比較的安価でレビューも多いS.M.S.L M500 DACにたどり着きました!
真空管アンプとかもまだわからずじまいのひよっこです!
それでも良い音質で音楽を聴いてみたい!
と思っていた矢先、こんなパッション(情熱的)な動画に影響されました。
この動画にもあるように予算も大事になってきますよね!
つぎに S.M.S.L M500 DACより安価で4.4㎜のバランス接続対応のZEN-DACと比較します!
S.M.S.L M500 DACの仕様と比較 MQAについて
ここでは冒頭でも述べたZEN-DACと比較したいと思います!
DACチップについて
S.M.S.L M500 DAC
「ES9038PRO」
LDO電源IC「ES9311」
ダブル・オペアンプIC 「LME49720」
計3基を搭載。
ZEN-DAC
Bit-Perfect DSD & DXD DAC by Burr Brown
製品仕様 | S.M.S.L M500 DAC | ZEN-DAC |
---|---|---|
価格(2022年2月現在) | ¥40,204 | ¥22,000 |
入力端子 | USB、光ファイバx2、同軸 | USB3.0 Bメス(USB2.0互換) |
出力端子 | ライン(RCA) バランス ライン(XLR) 6.35mm ヘッドホン端子 | Audio RCA(アンバランス) 2.1V 固定 1V / 最大3.3V(可変) 4.4mm Pentaconn(バランス) 4.2V 固定 2V / 最大6.2V(可変) |
THD+N | 0.00015% | <0.0015% @ 0dBFS(アンバランス/バランス) |
ダイナミックレンジ | バランス: 125dB アンバランス: 120dB | >116dB(A) @ -60dBFS(アンバランス/バランス) |
S/N比 | 120dB | <-116dB(A) @ 0dBFS(アンバランス/バランス) |
USB伝送方式 | 非同期伝送 | ※表記なし |
対応OS(USB接続) | Window 7/8/8.1/10/ Mac OSX10.6以降/ Linux/Android(otg)/ ios(Apple Lightning-USB camera kit) | ※表記なし |
ビット | USB: 16bit/24bit/32bit/1bit 光ファイバ/同軸: 16bit/24bit/1bit | ※表記なし |
サンプリングレート (フォーマット) | USB PCM:44.1 ~ 768kHz DSD: DSD64 ~ DSD512 光ファイバ/同軸 44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz/176.4kHz/192kHz/DSD64(DoP) | PCM 44.1/48/88.2/96/176.4/192kHz DXD 352.8/384kHz DSD 2.8/3.1/5.6/6.2/11.2/12.4MHz MQA(レンダラー対応) |
ヘッドホン出力 | 570mW(32Ω)、290mW(64Ω)、125mW(150Ω)、65mW(300Ω) | 6.3mm(アンバランス)1V / 最大3.3V 12Ω ‒ 300Ωのヘッドフォン 4.4mm Pentaconn(バランス):2V / 最大6.2V 12Ω ‒ 600Ωのヘッドフォン |
出力パワー | ※表記なし | アンバランス > 280mW @ 32R, > 36mW @ 300R バランス > 380mW @ 50R, > 70mW @ 600R |
消費電力 | 5W | 最大信号 ~ 2.5W |
スタンバイ電力 | 0.6W | 信号なし ~ 0.5W |
サイズ | 高さ88mm×幅85mm×奥行き197mm | 158mm(長さ)×100mm(幅)×35mm(高さ) |
重量 | 910 g | 491g |
付属品 | 1x簡易説明書(中国語と英語のみ) 1x電源ケーブル 1xリモコン 1x USBケーブル | (付属品はあくまで動作確認用です。よりよいサウンドで再生するためにはオーディオグレードの製品をお使い下さい) 汎用USBケーブル/RCAケーブル |
メーカー国 | 中国 | 英国 |
ZEN-DACのほうは4.4mmのバランス接続がプラスされているんですね!
MQAについて
まず公式ページがありますので参考までにリンクしておきます!
Master Quality Authenticated(MQA)は、非可逆圧縮[1]とファイルフィンガープリントの形式を使用するオーディオコーデックであり、忠実度の高いデジタルオーディオストリーミングメディアと音楽ダウンロードを目的としています。[2] Meridian Audioによって2014年に発売され、現在はMeridianAudioの共同創設者であるBobStuartによって設立されたMQALtdによって所有およびライセンス供与されています。
MQA wikiより
個人的にはこちらの説明が表を交えているのでわかりやすいかな?
私の場合、このS.M.S.L M500 DAC(ヘッドホンアンプ プリアンプ 一体型 USB-DAC)とADAM A3X(モニタースピーカー)またはイヤホンとTIDALでMQA音質(日本未実装の音楽ストリーミングサービス)をPCで組み合わせて使用した体感でしかお伝え出来ない非専門家です。
体感を申しますと他を試す気にもならないほど、もうこの組み合わせでいいや!という満足感です!
S.M.S.L M500 DACの外観とSETUP
外観
箱
箱と同胞物に関しては可もなく不可もなくといったところでしょうか?
本体
持つと超合金のような頑丈さと重みを感じます。質感に安っぽさはありません。
リモコン
電池は付属していなかったので、単4電池が2個必要になります!
背面部分
上記の表にもある通り、ライン(RCA)、バランス ライン(XLR)
USB、光ファイバx2、同軸
電源ON/OFと電源ケーブルの差し込み
MQA音質を聴ける!というのが最大のS.M.S.L M500 DACを選んだポイントですが
バランスライン(XLR)があるというのも購入した大きなポイントになります。
おおまかな操作方法とSETUP
本体の赤丸部分がボタンとつまみになっています。
つまみは音量調整
ボタンはセットアップ画面へと変わります。
ボタン長押しで戻ることができます。
リモコンは赤字の通りとなります。
INPUT
USB 光1 光2 同軸の選択画面
OUTPUT
LINE OUT つまりスピーカー
HP OUT ヘッドホンの切り替え
※ちなみに音量はLINE OUTの音量HP OUTの音量とそれぞれにできます!
FILTER
それぞれの音質にかえることができます。
DPLL
位相同期回路(いそうどうきかいろ)、PLL(英: phase locked loop)とは、入力される周期的な信号を元にフィードバック制御を加えて、別の発振器から位相が同期した信号を出力する電子回路である。
位相同期回路 wikiより
調べてみましたがよくわかっておりません!
DIMMER
液晶画面表示の明るさ調整
SYSTEM
現在のバージョンを見ることができます。
S.M.S.L M500 DACの不具合
今現在はアプデによりこのような不具合は解消されました。
しかしながら(2022年7月)時点ではTIDALのアプリで音を出さないと他のアプリでも音がでないなどの不具合もあるので、注意して使用しましょう。
冒頭でも述べましたが、PCでゲームをするのですがゲームソフトをダウンロード販売している最大手のSTEAMのアプリやゲームはこのS.M.S.L M500 DACを通すと音がでません。
別でゲーム用にサウンドカードを設置してることを先にも述べましたが、こちらは設定も何もなく普通に使用できます。
また音楽ストリーミングサービスのSpotifyのアプリ使用でもそのままS.M.S.L M500 DACをPCのサウンド選択で使用すると音が出ない不具合(上記写真)があります。1度PC本体のサウンド選択にしてから再生してS.M.S.L M500 DACを再度選択すると音が出ます。
わたしがPCでメインに使っているストリーミングサービス、TIDALや Chromで Youtubeなどを見る時はこのような音が出ないといった不具合はないので問題ありませんが、気にはなりますね!
わたしと同じ不具合の方いるかな?
S.M.S.L M500 DAC の残念なところとよかったところ
いかがだったでしょうか?私の場合は液晶の画面と背面のXLRとモニタースピーカーADAM A3Xを接続したいという願望から S.M.S.L M500 DAC を選択しましたが、4.4㎜のバランス接続でヘッドフォンやイヤホンでも聴けるZEN-DACもなかなか魅力あると思いました!
さらにZEN-DACは予算も S.M.S.L M500 DAC よりかからないというのも魅力的です!
残念なところ
ケーブル代が余計にかかる。
Steamでゲームすると音が出ない
ドライバを入れるのに公式ページなのだが日本語化してないのでわかりずらい
S.M.S.L M500 DAC の魅力を復習!
このアンプがあればハイレゾ音質を思う存分堪能できる!
なんといってもMQA音質を聴けること!
さらにはリモコンで簡単操作ができること!
ヘッドホンとスピーカーで音量が独立してること。
下手な設定をしなくて済むこと。
XLR 接続でスピーカーバランス接続になること。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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