こんにちわ!さいともと申します。
2023年に発売されたIE200。もうお試しの方もいるでしょうか?
IE100PROよりお高いお値段で発売され、一つ上のランクの音質を体感できるIE200。
今回は少しでも参考になるように廉価版のIE100PROと一つ上のランクであるIE200について徹底的に比較してみたいと思います。
IE100PROはやわらかめのフラットな音質
IE200はきめの細かさがわかるシャープな音質
ひとことで言えばこんなところでしょうか?
IE100PROのほうがふくらみ(音場の広さ)はありますが、IE200はきめの細かいバランスの良さを感じます。
またそれぞれの製品レビューもしていますのでよろしくお願いいたします。
詳しくみていきます。
IE100PRO VS IE200について
100Pro
次世代のダイナミックドライバー
多くのインイヤーシステムでは、補聴器から派生したマルチドライバーソリューションを採用していますが、IE 100 PROでは、次世代のシングルダイナミックドライバーを採用しています。その結果、周波数帯域を分割する必要がなく、全体として調和のとれたサウンドを実現しました。充実したサウンドで、周波数スペクトルが大幅に拡大しています。歪みがないのは、マルチウェイドライバーの硬い駆動原理とは異なり、特殊な振動板が最大音量でも共振しやすいからです。そのため、位相の問題や内耳の不協和音も発生しません。
小さくても力強い。そして快適さも。
力強いサウンドでも、耳にフィットするように小型化されたこの先進的なドライバーシステムは、ミュージシャン、サウンドエンジニア、DJの耳に、フィットすることでしょう。一方で、デザインは最適化され、何百もの耳の形を検証して再設計されました。その結果、フラットで、しっかりと固定され、長時間のセッションでも「重さを感じさせない」デザインとなりました。
細部に至るまで再構築されています。
音のモニタリングなくして、パフォーマンスは得られません。IE 100 PROは、必要な信頼性を提供するように設計されています。そのために、ステージに対応したケーブル配線を再構築し、内部ケーブルダクトというユニークな機能を備えています(特許出願中)。つまり、この新しいシステムは、高い期待に応え、高いストレスに耐えることができるのです。
ステキなステージサウンドを、すぐに、そしてホームユースでも。
ゼンハイザーが開発したIE 100 PROは、ステージ、テレビ番組制作、ライブセットでのインイヤー・モニタリングなど、あらゆるニュアンスが重要になる瞬間のために開発されました。もちろん、そのパワーと精度をモバイルデバイスやタブレットで使用して、外出先でのミキシングや制作に役立てることもできます。3種サイズのイヤーピースは、快適にフィットします。パッシブノイズキャンセリング機能で周囲の環境を遮断し、何時間使用しても快適さが持続します。
Amazon販売ページより
プロも使用するという謳い文句を掲げつつも万人の方に使用してほしいのが引用文からうかがえます。
それだけ多くの方に使用してほしい自信がこのIE100PROにはあるのではないのでしょうか?
IE200
こだわりの音へ、一歩を踏み出す
音のエキスパートであるゼンハイザーが誇る有線イヤホンのIEシリーズ、そのDNAをまとった新たなイヤホン。高音質をさらに身近に、そして気軽に堪能できるモデルが登場。繊細で明瞭、抜群にバランスの取れた音質で臨場感溢れるサウンドを奏でるIE 200。オールブラックのシックなデザインに仕上げたイヤホンはあらゆる耳にフィットし、お気に入りの楽曲に新たな発見をもたらす一品です。
7mm TrueResponseトランスデューサー:ドイツで開発されたコンポーネント。実現される高いパフォーマンスは歪みを圧倒的に排除し 、 ローからハイまで全ての周波数帯域をシルクのようにスムーズなつながりで奏でます 。
精密なアッセンブリー:高性能TrueResponseトランスデューサーは熟練のアイルランドファクトリーで精密に組み立て、ポリマーをブレンドした素材の振動板を採用 、 ノーコーティング 、 プレーン形状 。
デュアルチューニングシステム:イヤーピースの位置を二段階で選ぶことができ 、 それにより音質のバランスを調節することができます 。
Amazon販売ページより
ここでは万人向けに宣伝するのではなく、音の良さを全面に宣伝していますね。
使用しての意見としてまったくこのとおりの印象を受けました。
IE100PRO VS IE200仕様比較
仕様スペック | IE200 | IE100Pro |
---|---|---|
Ear coupling | イヤーカナル | イヤーカナル |
トランデューサー原理 | ダイナミック | ダイナミック |
Transducer size | 7mm | – |
Acoustic principle(音響原理) | クローズド | クローズド |
Jack plug | 3.5 mm angled | 3.5 mm angled |
Cable length(ケーブル長さ) | 1.2 m | 1.3 m |
重量 | 4 grams | – |
応答周波数 | 6 – 20,000Hz | 20 Hz – 18,000Hz |
インピーダンス | 18 Ω | 20 Ω (Ohm) |
Sound pressure level (SPL)(音圧レベル) | 119dB (1kHz, 1Vrms) | 115 dB (1 kHZ/ 1 Vrms) |
Total harmonic distortion (THD)全高調波歪) | <0.08 % | < 0,1 % ( 1 kHz, 94 dB) |
Country of origin | Designed in Germany, assembled in China | – |
IE100PRO VS IE200形状比較
IE100PRO
IE200
IE100PRO VS IE200音質比較 目安採点
音質比較目安採点 | IE200 | IE100PRO |
---|---|---|
低音 | 9 | 8 |
中音 | 9 | 8 |
高音 | 9 | 8 |
バランス | 10 | 9 |
ボーカル | 10 | 8 |
演奏(楽器) | 10 | 8 |
解像度 | 10 | 8 |
音場 | 8 | 9 |
総合 | 10 | 8 |
IE200を基準にしてるので高採点はやもえませんが、きめが細かい(解像度が高い)のでバランスよくそれぞれの楽器がしっかり聴こえて高音のうるささを感じることがない。それと同時に低音も出過ぎずにそれでいてしっかり聴こえる。
IE200は音量が出ればいいわけではないことを教えてくれるイヤホンとなりました。
まとめ
聴き比べする楽曲のひとつにYOASOBIの「アイドル」を聴きました。シンセの高音が飛び交う楽曲でやや高音が刺さる音質になっていますが、IE200で聴くとまるで刺さらずに聴くことができてそれでいて迫力ある音質を体感することができました。
IE100PROも柔らかめで他のイヤホンと比較してもおとなしめな音質に感じるのですが、IE200はそれも超えるおとなしさでしっかりした音を聴かせてくれました。
同じシリーズのイヤホンでありながら、趣がまるで違うイヤホンに感じます。
IE100PROは大衆向け、IE200は玄人の入り口に入ったような印象を受けました。
この上のグレードのシリーズも試してみたい!
お値段が!
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