横山光輝 三国志 28 進攻玄徳軍
はじめに

本の内容については漫画を読めばいいと思うので、ここでの記事は補足となる、人物や物事を取り上げて漫画を少しでも楽しく読めるようにするのが本記事の目的とします!
よろしくお願いします!



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前回の記事はこちら!


あらすじ


いよいよ劉備軍がほんとの意味において三国志の中心的な活躍が始まっていく。
劉備軍ファンにとってはこの上なく強く描かれているので見応えがある。
零陵は劉備孔明張飛趙雲で攻略
桂陽は趙雲により攻略
武陵は張飛により攻略
そして長沙にて関羽と黄忠の戦い
この四郡を手中にして劉備軍はまた富国強兵していくことになる。
キーワード 魏延と孔明


劉表が亡くなり、蔡瑁が実権を握った時にちらっと登場していた魏延。覚えている読者さんはいただろうか?
今後、蜀の武将としてめざましい活躍をしていく魏延だが、孔明はなぜに彼を疑い目をつけていたのだろうか?
主君である韓玄を裏切った行為を咎め、「反骨の相(頭蓋骨が後部に出ていること。裏切りの象徴とされる)」があると言い、魏延を斬るよう劉備に進言するが、劉備の取り成しで許されている。この場面が後の因縁の伏線となっている(第53回)。
魏延wikiより 演義
wikiの魏延をみると、演義ではつねに魏延の周りは不穏な空気が流れている描き方となっているが、正史では後々楊儀との不仲から孔明の死後、処罰されている。これも後々追うことになるだろう。
しかしながら有能であることは間違いなく、能力があるからこそ孔明も無碍にできず、劉備は魏延の不穏さよりも能力を1番にかっている。
ピックアップ人物伝 黄忠
老将なのに命を惜しむことなく戦う黄忠。
この時の年齢はいくつだったのだろうか?


これでみるとこの時、黄忠は60歳となる。
はたまたついでに関羽は48歳。
この一騎打ちは先のマイクタイソンのようである。
現在の中国では、老いて益々盛んな人を、演義の中で描写された黄忠のイメージから指して「老黄忠」と呼ぶ様になっている。
老兵というのも演義の話で、このことは正史で関羽が彼を前将軍の地位を得たことに反対して「老兵」と侮ったことから演義で老将という設定になったのではないか?
また演義のように関羽と一騎打ちをした話はなく、関羽にとっては口が災いし、こういうストーリーとなっている。
トピック ゲーム三國志から見る赤壁後の情勢


この巻の情勢下でのシナリオで劉備をプレイするのが、劉備ファンには熱い!
軍師に孔明と龐統
武将に有能な関羽 張飛 趙雲 黄忠 魏延と選りすぐりの戦略戦術が組める。
呉は孔明の計略により迂闊に曹操の領域や荊州に出兵できず、曹操は赤壁の敗戦から領内の内政と守備に重きを置き、また着々と南下を企みつつある。
孔明擁する劉備は着々と益州の蜀へ歩みを進める。
赤壁の戦いの戦後を見るといかに赤壁の戦いが節目というか後の影響が大きかったのがわかる。
この戦いなくして、孔明が三顧の礼で説いた天下三分の計が机上の空論になってしまうのは明白。



三国志といえば赤壁の戦い!赤壁の戦いといえば三国志!
というのがよくわかります!



孔明の大胆でしたたかな面が存分に発揮されてるわい!
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